ブリーフセラピストベーシックの資格試験の受験資格を得るためには、プログラムⅠ・Ⅱ・Ⅲの全受講が必要となります。短期療法を学ぶ会神戸では、このプログラムⅠ・Ⅱ・Ⅲの講座を毎年各1回開催しております。開催日程とご都合が合わない場合はご相談ください。プログラムを受講された方には個別指導を行っております。お気軽にお問い合わせください。
ブリーフセラピーとは
概略
ブリーフセラピーは問題の原因を個人病理に求めるのではなく、コミュニケーション(相互作用)の変化を促して問題を解決・解消していこうとする心理療法です。「原因が何か」ではなく、「今ここで何が起きているのか」(相互作用)を重要視します。その土台はG・ベイトソンやP・ワツラウィック、R・フィッシュやJ.H.ウィークランド、M・エリクソン、D・シェイザーなどによって構築され、その後のMRIアプローチ、Solution Focused Approch(SFA)、システム論などへと体系化されてきました。
ブリーフセラピーのエッセンス
個人面接だけでなく家族面接、訪問援助、集団精神療法(心理教育)、コンサルテーションなどの様々な援助方法に適用でき、精神医療、保健福祉、学校教育、ビジネス、組織マネジメントなど幅広い領域・分野で用いられ効果をあげています。
ブリーフセラピーの考え方
原因探しをせず、例外(問題の中ですでに解決している部分)を探す(SFA)
これまでとは何か違う事をする(Do Something Different)
うまくいっていることを続ける(Do More)end more…
ソリューション・フォーカスト・アプローチ
ブリーフセラピーとしてよく知られているのは「例外の質問」「ミラクル・クエスチョン」等の質問法を生み出したソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)かもしれません。しかし、その出自はMRI(Mental Research Institute)という研究所内の短期療法センターで発展してきたアプローチです。
MRIアプローチ
MRIアプローチは「悪循環を切る」アプローチ、SFAは「良循環を拡張する」アプローチです。これらは、自転車の両輪のような関係で、どちらも理解していくことでより効果的な面接を行うことができます。
(日本ブリーフセラピー協会HP https://brieftherapy-japan.com より抜粋)
ブリーフセラピーは、ベースとなる社会構成主義・システム論・コミュニケーションの公理などの理論を大切に、これまでに有効とされたエビデンスを活用しながら「使えるものは何でも使え」の精神で、いかにクライエントに有効な介入案を提示できるか、また介入案を持ち帰って実行してくれるようにクライエントの内的コミュニケーションにもアプローチしていきます。ブリーフセラピーの問題の捉え方やSFAとMRIの両輪で現実構築していくスキルを手に入れて、すでにお持ちのアプローチ法とご自身の資源とを統合することによって、さらなるレベルアップを目指ししていきます。
自身に合った仕事を主体的に選択していくために
思いもかけないスピードで、様々な予期せぬイベントが次々と起こり、これまで日本の社会で当たり前だった働き方が急速に変化しているにもかかわらず、まだまだ私達自身が変化に付いて行けていない帰来があります。そんななか現実社会は、個人の責任のもと主体的にキャリア形成していくべきであるという流れが作り上げられています。
とはいえ自分のキャリアを主体的に作っていくとは、とても漠然としたものです。なかなか自分のキャリアを具体的に、実行可能に思い描くことは難しいでしょう。そういったキャリアビジョンを作っていくお手伝いをするのがキャリアコンサルタントです。キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解し、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。
組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げることによって、柔軟にキャリア形成を進めることができます。
キャリアコンサルタントにならなくてもキャリア理論群の学びは人生の友になる
キャリアビジョンを描いていく習慣は早ければ早いほど有効であると実証されています。
目の前に次々と起こる問題たちに対して、驚いて、焦って、対処方法に悩んでしまい「解決のタイミングを逃してしまった、もう取り返しがつかない」と思い込んでしまい、せっかくのチャンスをチャンスと思えず、飛び込んでいけなかったということもあるでしょう。
もし自分の中にキャリアコンサルタント脳があってならば、落ち着いて状況を判断し、ピンチをチャンスに変えることができるかもしれません。
一番大切なのは「人生の目的(ビジョン)」をしっかり持つことです。そこがしっかりすれば、自分の人生に起こるすべてのことがリソースとなり、偶然に起こった出来事をポジティブに活用し「そんなつもりじゃなかったけれど、気が付いたらこんなにいい感じの方向に進んでる!」となるでしょう。これは Planned Happenstance「計画された偶然」と言われ、1999年にスタンフォード大学の教育学・心理学教授であるクランボルツ教授によって提唱された、キャリア形成に関する理論です。
自分の人生におけるキャリア形成は、やっぱり自分で作り上げていきたいと感じている方も、キャリアコンサルティングの学びはとても魅力的でしょう。技能士検定試験は考えていないけれどもキャリアコンサルティングの勉強はしてみたい方も歓迎です。講座の内容も個別指導型ですのでご希望に合わせてカリキュラムを構成いたします。
ココラボのキャリアコンサルタント育成の方針
ココラボは現場で力になれるキャリアコンサルタントの育成を目指しております。
ですので講座の内容は、①個別指導 ②実技(論述・面接)中心、となります。
学科につきましてはキャリア理論を主に取り上げ、その他の分野に関しましては出題傾向や勉強方法、参考書のご紹介などを行っています。定型の講座カリキュラムはご準備しておりますが、「何のためにそれをするのか」を、一つ一つの理論や技法の概念をしっかり理解して習得して頂けるように、受講生の進捗状況や苦手な部分を見立てながら内容を調整させていただいております。
なぜキャリアコンサルタントになりたいのか、どのようなキャリアコンサルタントになりたいのか、といったご本人のキャリアコンサルタントを目指す動機の部分にも注目させていただきながら、丁寧にご指導させていただきます。
国家資格キャリアコンサルティング技能士を派遣
各事業所やご指定の会場に派遣し、キャリアコンサルティングを行っております。ジョブ・カード作成支援、制度導入申請・支給申請にかかるコンサルティング、職場定着支援の視点や人材育成を狙うコンサルティングなど、従業員様に対する各種キャリアコンサルティングを承っております。ご要望に合わせて実施させていただきます。お気軽にお問い合わせください。
*「キャリア」とは、一般に「経歴」「経験」「発展」さらには「関連した職務の連鎖」等と表現され、時間的持続性ないしは継続性を持った概念とされています。「キャリア」を積んだ結果として「職業能力」が蓄積されていきます。
*「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます(職業能力開発促進法第2条第5項)。
「急に相談窓口担当者に任命され困っている」というお声が多く寄せられたことから、相談窓口対応の基礎講座を開講することになりました。学んでいくことは多いですが、まずはここを知っておけば安心して相談を受けられるところまで対応している講座です。
面談は生き物です。ケースによってやることも使うスキルも変わってきます。そんな難しさがありますが、しっかり向き合うことの大切さは必要でしょう。そこに安心して向き合えるように基礎を学んでおかれることはお勧めです。
ただいま準備中です
名 称 : NPO法人日本心理教育ラボ
通 称 : ココラボ
所 在 :〒663-8152
兵庫県西宮市甲子園町3-16-303
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設 立 : 平成24年5月19日
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